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編集者が解決できる悩みって何だろう?

誰もがインターネットを通じて自己発信ができるようになった今の時代、仕事で出会う人たち(インテリアやライフスタイル業界で活躍するクリエイターの方々)の中にいろんなタイプがいて、このことに関してみんな少しずつ違う悩みを持っていることを知った、ということを前回の記事で書きました。


みなさんの悩みを聞いてみると、特に多かったのはこんな内容でした。

「日々の仕事が忙しすぎて、情報発信に使う時間がない」「ブログやFBなどひと通りやってみたけど、いまひとつ成果が出ない」「発信が苦手で、伝えたいことがまとまらない。きちんと整理したいがうまくできない」「そもそもデジタルツールに苦手意識があって、つい億劫で放置してしまっている」「ガツガツ売り込むのが好きじゃなくて、発信が必要だとわかってもいまひとつ気が乗らない」「いいものを作っている(扱っている、提供している)自負はあるけれど、その価値をわかってくれる相手になかなか出会えない」「今の方法でいいのか疑問だが、どう改良すればいいのかわからない」……などなど。

話しているとすごくわかるのです。忙しいと自分のことは後回しになるし、伝えることをまとめるのは慣れていないとなかなか難しい。変化の流れが速い中、どんなメディアやツールを選べばいいのか迷うし、効果もいまひとつわかりにくい。表現や構成など技術上の問題もあるかもしれない。


この悩みのいちばんの原因って何なんだろう?

責任感が強すぎて、全部自分でこなそう、解決しようとしているからなのでは?

もっと気を楽に持って、得意なことを楽しくやって、あとは人にまかせた方がうまくいくのに。文章が得意な人は自分で書けばいいし、喋るのが得意な人は音声を録音して使ったり、誰かに文の形に書き起こしてもらえばいい。写真が得意な人はそれだけで大きなアドバンテージ。それを生かして、得意な人に相談して一緒に解決すればいい。やらなくていいことを決めてしまうと、すっきりしますよね。


私はたまたま「1:1で話す」のと「その人らしさを表現する」「わかりやすく書く」のが得意で、仕事で出会った方々から近年、自分メディアの文章やビジュアル表現、制作について相談をされることが増え、喜んでいただけることが続きました。そしてある人の言葉をきっかけに「応援したい人たちの自己発信のために自分の編集スキルを役立ててもらうこともできるんだ」と気づくことになりました。


自分の才能を得意な仕事を通じて表現することを仕事にしている人は、みんなクリエイターだと私は思っています。クリエイターの自己発信に関するちょっとした悩みのために役に立てることがあればぜひ力になりたいと思いました。いろいろな発信メディアがありますが、それぞれの役割があることを知ったうえで選んで組み合わせ、コンセプトやメッセージが自分の価値にふさわしい表現になっているかチェックするなど、必要な作業は簡単でないけれど、意外とシンプルです。


「もやもやしていることは何ですか? 話を聞きますよ」「最低限のことだけでいいから、たとえばこれをやりましょう!」そう言って応援してあげるのが、編集者である私がたぶん今後、もっとできることなんじゃないか。それが、もうひとつの看板(このサポートサービス)を出した理由なのです。

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