(2025年1月10日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)
こんばんは。エディターの田村です。

先週のニュースレターでお届けした「新年のおすすめアクション9」が意外と好評で、早速やってみました!という声をたくさんいただきました。なかには9項目すべてについてご自身のアクションリストを送ってくださった方もいらして、嬉しかったです。ありがとうございました。
これまであまり送ったことのないタイプのニュースレターでしたが、たまにはいいかもしれませんね。また折をみて、アイディアリスト系のニュースレターも考えてみます。
ところで、私は企画を考えてアイディアを形にする仕事を長くやっているわけですが、雑誌編集者時代は毎月の企画会議がちょっと憂鬱でした。特に月刊誌を2冊掛け持ちしていた4年間は、2週間に一度企画会議があって、考える時間もインプットの時間も足りず、もうそんなにアイディア出ないよ…と深夜に頭を抱えることもしょっちゅうでした。
次の企画を編集部のみんなで考えるワクワク感や、他の人の考えた企画を聞くのが楽しみな気持ちももちろんあるのですが、果たして自分はちゃんとした企画を提案できるのかというプレッシャーが、ベテランになってからもなぜかずっと大きかったんですね。今回こそ何も提案できないんじゃないか?という不安に襲われることもありました。
どうやって乗り切ったのか、もう思い出せませんが、蓋を開けてみると、提案が特集や別冊付録に採用されることが比較的多く、人気企画になったし、着想が面白いねとよく言われたので、企画を考えることは向いていたんだと思います。
時間のない中、毎回綱渡りのようにして企画を絞り出していた十数年間、得難い体験をしていたんだなと今になるとわかりますが、もう十分やったので、もしもう一度やれと言われたら、迷わずお断りします(笑)
それでもあの「アイディアを絞り出す」感覚は、今もどこかに残っていて、ここぞという時に役立っているような気もします。「降りてくる」と表現した方がかっこいいし、そういう瞬間もありましたが、感覚としては7:3くらいで「考え抜いて絞り出す」ことの方が多かったと思います。
今もプレゼンや企画会議は折々ありますし、クリエイターの皆さんのオフィシャルなアウトプットについてアイディアを話し合う機会も、いわば企画会議です。今は当時より少しだけ余裕ができたのか、提案の場も以前より楽しめるようになりました。
クリエイターはさすが、ひらめきが鋭かったり、アイディアが豊富だったりする方が多くて、一緒に何かを作り上げていくプロセスは、いつもエキサイティングです。アイディアのプレゼンは大切な業務でしょうし、クリエイターはそもそもお仕事自体に着想勝負のところがありますよね。
皆さんはどんな時に良いアイディアが浮かびますか? ルーティンみたいなものはありますか? 降りてくる感覚、絞り出す感覚、どちらが多いですか? そんなことも今度ぜひ調査してみたいなと思っています。
寒波が厳しいようです。暖かくして、どうぞよい週末をお過ごしください!
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