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実を結ぶのにかかる時間

(2025年11月28日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。

 

今日は久しぶりに撮影で一日スタジオにこもっており、ニュースレターの送信がこんな時間になってしまいました。

 

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15年前、仕事仲間と自主制作で運営していた料理のレシピサイトがありました。会員制で、登録者は300人くらい。毎週の配信を楽しみにしてくれる人も多く、好評ではあったのですが、定期的な撮影がなかなか大変で、メンバーがそれぞれ忙しくなったこともあり、3年間続けて終了しました。

 

撮影や制作はとても楽しかったし、いいものを作れた手応えはあったのですが、マーケティングのスキルがまだ未熟だったためか、正直あまりお金にはなりませんでした。そのせいもあり、プロジェクトとしては大成功とは言えなかったな、という思いが残っていました。

 

今日の撮影は、当時の制作仲間と、7年ぶりに顔を合わせる機会でした。あれは15年も前のことなんだねと話しながら、ふと振り返ると、当時の試行錯誤は実は長い時間をかけて、ちゃんと実を結んでいたことに気づきました。

 

そのままの形が残ったわけではないけれど、作ったコンテンツはその後、何冊もの書籍や雑誌の記事に生まれ変わり、当時のレシピが書籍化されたり、撮影した写真が別の媒体で使われたりと、さまざまに形を変えて世の中に出ていきました。また、制作や運営の経験値は、皆にとって確実に次のステージに進む足がかりになりました。

 

一緒にやっていた料理研究家の方は今や、当時発信していた分野の料理本の第一人者に。私自身も、インテリアエディター出身にもかかわらず、食関連の書籍をプロデュースする仕事を何本もいただきました。

 

思えば、毎週1回ニュースレターを届けるというスタイルもこの時すでにやっていたものです。

 

やりたい、作りたい、発信したいという気持ちは、時間がかかっても必ず着地点にたどり着くものなんだな。

 

皆さんも、過去に「あまり成果が出なかった」と思っているプロジェクトはありませんか? もしかしたら、それは時間がかかっているだけで、まだ実を結ぶタイミングが来ていないのかもしれません。

 

特にクリエイターの方は、すぐに結果が出ないと不安になったり、方向転換を考えたりすることも多いと思います。でも、誠実に作ったものは、形を変えながらでも必ずどこかで生きていくものなんだと、今日改めて実感しました。

 

今、うまくいっていないと感じていることも、10年後には「あの時の経験があったから」と思える日が来るかもしれませんね。

 

そんなことを考えながら、15年前のように器を選んだり、アイロンをかけたりしていた一日でした。拙いですが、手作りのスタイリング写真を記念に一枚置いておきます。

 

どうぞよい週末をお過ごしください!

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