バイプレイヤー体質

今年に入って、ウェブサイトや宣伝媒体の構成や内容を見直したい、新しい機能をつけたいなどのご相談が相次いでいます。時間ができて、手が回らなかった部分をメンテナンスしたくなったから、時代が変わっていよいよ必要に迫られたから、と理由はさまざまのようですが、先延ばしにしてきた「緊急じゃないけど重要なこと」に着手する人が増えている気がしています。きっと今、そういう流れなのでしょうね。



外部への発信という、お仕事の重要な部分をご相談いただくのですから、責任はそれなりに重大です。でも、その方やその会社の魅力や価値を引き出して、伝わる形を考え、作り込むこと、そしてそれを喜んでいただくことが、私はたぶんすごく好きなんだなと最近改めて思います。正直言って、自分のことを発信するよりずっと好きです。


ヒアリングセッションで話を聞いているだけでワクワクするし、「本当はこういうこともやってみたいんです」とか言われると「うわーすぐやってほしい!」と内心前のめりになってしまいます。お話をしているときは極力冷静に、客観的になるようにしているんですけれどね。


余談ですが、自分のバイプレイヤー体質は、思えばごく幼い時期からだったように思います。二番手あたりに控えていて、目立たないけど自分の任務をきっちりやるタイプが、子供の頃から私のヒーローでした。ルパンでは次元大介、ゴレンジャーではアオレンジャー、ガッチャマンではコンドルのジョー。キャンディーズを歌うならミキちゃんパートを担当し、ハモリを演出するのが大好きだったのです(例が古すぎますね、すみません)。


主役にもっと輝いてもらうためにアイディアを出したり動いたりすることが好きなのは、高校生、大学生、社会人になっても、仕事においても遊びにおいても、ずっと変わりませんでした。この脇役&応援団体質のおかげで、私は今も編集者の仕事を楽しく続けられているんだな。今、目の前にあるいくつかの素敵な任務について思い巡らせながら、そんなことを考えています。