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キャスティングのもう一つの喜び

  • 5月8日
  • 読了時間: 3分

最近、クライアントの皆さんを引き合わせて一緒にお仕事をする機会が続いています。皆さんがクリエイターで、キャスティングは編集の仕事の一部でもあるので、「この人とこの人、組み合わせたら何か起きそう」という感覚が働くのかもしれません。

 


刺繍作家のYさんと建築家のJさん、ジャンルは全く違いますが、ちょうど同じタイミングでウェブサイトを作っていて、お二人ともブランドロゴが必要な状況でした。この時代だから逆に手書きがいいよね、という話になり、カリグラファーのMさんにお声がけしたところ、とんとん拍子で話が進み、ロゴ以外にお願いすることも生まれて、それぞれのコラボレーションが動き出しています。

 

また別のケースでは、インテリアデザイナーのMさんの素敵な自宅を撮影場所としてお借りして、画家のNさんの作品集の撮影をしました。Mさんの空間とNさんの作品が共鳴して、どちらにとっても嬉しい仕上がりになりました。

 

収納デザイナーKさんのリーフレット、パティシエのMさんのレッスンテキストのデザインをグラフィックデザイナーのNさんやSさんにお願いして、とても喜んでいただけたこともありました。今制作が進んでいるTさんのブランドコンセプトブックの装丁に、アーティストYさんの作品を使わせていただけるかどうか依頼してみよう、とも考えています。

 

それぞれの方の作風やパーソナリティを知っているから紹介できるのですが、編集の仕事で制作スタッフの起用や依頼を検討するのとは違い、こういうことは、狙ってできることではないんですよね。制作物の仕上がりイメージ以外に「この二人が出会ったら面白そう、一緒に何かできるんじゃないか」という思いが、無意識により強く働いているかもしれません。

 

キャスティングの面白さは共通ですが、クライアント同士のコラボレーションには、単なる仕事の依頼とはまた違った喜びや連帯感が、依頼者にも依頼された側にもあるような気がして、それも魅力だなと思います。

 

この5月で、Creators PR Supportを事業化して8年になります。

 

8年前に思い描いていたことがあって、それは「ジャンルは違っても、同じ志を持つクリエイターたちが横でつながって、お互いの仕事を豊かにし合える場を作りたい」というものでした。当時はまだぼんやりしたイメージで、実現できるかどうかもわからなかったのですが、少しずつ、本当に少しずつ、その景色が形になり始めています。

 

それをしみじみ嬉しく感じると同時に、このために今からもっとできることがあるんじゃないかと、思案中の今日この頃です。

 

どうぞよい週末をお過ごしください!

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