ブラック or ホワイト?
- 4 日前
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先日、面白い言葉のペアを知りました。「ブラックマーケティング」と「ホワイトマーケティング」。

ブラックの方は、ざっくり言うと不安や心配を煽って動いてもらう手法です。「このままだと大変なことになりますよ」「今やらないと手遅れです」——そう言われると、つい心がザワッとして、「やった方がいいのかな」「買わなきゃ」——あの感じ、皆さんも一度は味わったことがあるのではないでしょうか。かく言う私も、受け取る側としては何度も覚えがあります。
一方のホワイトは、あまり不安を煽ったり痛みをえぐったりしません。「もっといい世界がありますよ」と、明るく前向きなトーンで自然に差し出します。脅すのではなく、手招きする感じ、と言えばいいでしょうか。
この対比について話してくれたのは、ある有名なプロの方でした。しかもご本人、以前はブラックの方をバリバリやっていた時期もあるのだそう。そのうえで「これからはホワイトの時代。もう戻らないと思う」ときっぱり。えー、そうなんだ。
私は、思えばずっと白の方でしかマーケティングができませんでした。煽って何かを売る、というのがもともと苦手で、「今だけ!」「あと何人!」「あなただけ!」みたいな感じはできるだけやりたくないというか、居心地が悪くなる体質なのです。
戦略的に白を選んだというより、白い方にしか住めなかった、というのが正直なところ。「こうすればもっと伸びるのに」と言われても、どうしてもできなかったんですよね。そこまで振り切れないのは自分の限界、ボトルネックか?と思った時期もありました。
もちろん、白が良くて黒がダメ、という単純な話ではないと思います。ただ、両方を通ってきた専門家が「これからはホワイトの時代」と断言してくれた——これは私たち(と、勝手に同類にしてすみません)にとって朗報ですよね。飾らず煽らず誠実に、自分のできることを前向きなトーンで差し出せば、届く人には届きます。私はそう信じてずっとやってきて、独立して16年間、曲がりなりにもこの仕事でごはんを食べていますし、素敵な方々にもたくさん出会えていますしね。
皆さん自身は、誰かに何かを届けるとき、どちらのトーンでいたいでしょうか。もし「煽るのはどうも苦手で…」と思うなら、それは弱点ではなくて、たぶん立派な適性です。
この週末、自分がいちばん心地よくいられる届け方を、ちょっと思い浮かべてみてください。きっとそれが、いちばん遠くまで届く方法だと思うので。
どうぞよい週末をお過ごしください!
