畑違いの収穫
- 1 日前
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お盆の週ですね。世の中が少しゆっくりモードになる中、私は数日間、神戸まで出張してきました。研修のための遠出です。宿題がたくさん出されていたので、新幹線の車中、東京ー新神戸間の2時間40分はとても貴重でした。

さて、そこから戻って現在、手元にいくつか進行中の仕事がありますが、今日は佳境に入っている二つのプロジェクトの話を。
一つは、以前ここでも書いた(「高2のクラスメイトが作った街で」/「新しい挑戦の前に立つ人へ」)、友人Iくんの著書。神奈川のある街を、長い時間をかけて育ててきた街づくりの立役者です。彼が積み上げてきた思想と実践を一冊にまとめる作業が、山場を迎えています。
もう一つは、これも以前ちらりと書いた(「ターゲットではなくても?」/「可能性と境界線」)、独立した友人Mくんの会社のコーポレートサイト制作。もとは通信系ITグローバル企業の社長で、独立にあたって社名や理念、ロゴづくりをお手伝いしたご縁です。今回はその続きで、会社の顔になるサイトを、どんな言葉で、どんな見せ方で立ち上げるか、細部を一つずつ詰めている真っ最中です。
お気づきかもしれませんが、この二人は、私のいつものお客様、インテリアやライフスタイル分野のクリエイターとは、全くの畑違いです。街づくりとITは、私からするとどちらも、業界のイロハも知らない「未知の異分野」で、正直、依頼された時はちょっと場違いなんじゃないかと思いました。それぞれの分野でしっかり結果を出してきた敏腕社長ですしね。
でも、始まってみると不思議なもので、分野が違っても、根本にある願いは驚くほど同じでした。「自分の価値をきちんと伝えたい」「本当の想いを理解してもらいたい」「伝えたい相手はこういう人たち」。そこさえつかめれば、あとはいつものコンサルティング&エディティングの仕事と何一つ変わりません。
その人の想いを丁寧に聞いて、伝わる言葉と形にしていく。相手がクリエイターでも、不動産コンサルの社長でも、ITサービスの社長でも、やることは同じでした。むしろ、自分の畑の外に出るからこそ、その芯がくっきり見えることもある気がします。
そして、これは自分でも意外な発見だったのですが、異なる分野で長く走ってきた友人の力になれることが、めぐりめぐって私自身を勇気づけてくれています。彼らの話は、まるで違う地図を見せてもらっているようで素直に面白いし、「田村に頼んでよかった」と言われると、自分のやってきたことは分野を越えて役に立つんだと、こっそり嬉しくなります。背中を押しているつもりが、いつのまにか自分も押し返してもらっていて、本当にありがたい話です。
もちろん、私が一番に応援したいのは、クリエイターの皆さんです。ただ、たまにこうして別の業界に触れると、新鮮な気づきがたくさんあって、それがまた新しい目線になって、皆さんへのお仕事に還元されていく気もしています。
皆さんにも、専門は違うけれど「自分が力になれる」「応援したくなる」友人はいませんか? あるいは、畑違いだからこそ相談してみたい相手が。お盆で少し時間があるこの週末、そんな誰かの顔を一人思い浮かべて、ちょっと連絡を取ってみると、思いがけず世界が広がり、いい流れが生まれるかもしれません。
天候不順の日が続きます。どうぞご自愛のうえ、よい週末をお過ごしください!




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