（2023年10月27日配信のニュースレターをこちらにも掲載します）
こんばんは。エディターの田村です。
昨日、出版社の担当の方と
打ち合わせしていた時のこと。
先方の進め方に少しだけ
納得のいかない部分があり、
それが何度か続いたので、
「ちょっと違うのではないですか？」
と伝えました。
冷静に聞いたつもりだったのですが、
相手がそれに答えず、やや感情的に
「私だって言いたいことはいろいろあるけど
我慢してるんですよ」と返してきたので、
少しびっくりしてしまいました。
「責めているのではなく、
違うのでは？とお聞きしているだけです」
と言い直すと、
普通の口調に戻って答えてくれました。
電話を切った後、
何だったんだろうと考えて、
たぶん最初の私の言い方が
少し怒気を含んでいたんだろうな、
と反省しました。
冷静に言ったつもりで、
言えていなかったんですね。
話は変わって、
私がとても大切にしているお皿を
今朝、夫がどこかにぶつけて、
縁に1cmほど欠けができてしまいました。
20年近く前、北欧の取材先で
一目惚れして買った、
ローゼンタールのヴィンテージの長角皿。
もう手に入らないデザインで、
家にある中でいちばんのお気に入りです。
「使った時は私が手で洗うから触らないで」
と言ってあったのですが、
忙しくて洗い物を放置していたため、
しびれを切らして洗ってしまったようで、
その時に起こった出来事でした。
結構ショックでしたが、
今朝は怒って責める代わりに
ピンセットと瞬間接着剤を取り出し
なんとか元通りにならないか
黙って1時間ほど格闘しました。
もう、雑に扱うからこうなるんだよ。
勝手に触らないでって言ったでしょ？
悪いけどこれ、すごく高かったんだよ。
と、言葉に出かかったのですが、
そんなこと言っても、元には戻らない。
朝から喧嘩や不毛な会話も疲れるし、
自分にも責任がないとも言えないし、
昨日の反省もあるので、
怒らない、怒らないと自分をなだめました。
振り返ると、
怒って誰かと喧嘩してよかったことって
あまりなかったような気がします。
若い頃に比べると
だいぶ怒りのエネルギーは落ち着きましたが
時々導火線の短さが
顔を出すことがあります。
いつも冷静で、落ち着いていて
寛大で鷹揚な人でいられたら、
と願っていますが
まだまだ修行が足りないです。
出版社の担当の方は翌日もう一度、
メールで納得できる答えを
丁寧に返してくれました。
欠けたお皿は結局、
素人に修復は無理とあきらめ、
器の修理専門店に依頼することにしました。
かなりきれいに
修復してもらえそうで一安心。
平和的解決です。
請求書は当然、夫に回しますが（笑）
今週はなんとも卑近な話で失礼いたしました。
どうぞよい週末をお過ごしください！