top of page

クリエイターとライティング

(2023年11月17日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。

Photo/Yannick Pulver

私のお客様はなぜか

発信が苦手だとおっしゃるわりに

「やってみたら意外と

文章を書くのが好きだった」

ということが多いです。

発信のツールとしては

動画や音声、写真中心のSNSなど

文章以外のバリエーションが多数出てきて

長い文章はますます

読まれなくなっていると言われる中で、

やっぱりブログやメルマガで

発信したいという気持ちがある。

そういう方にはもちろん

「ぜひ書いてください」とお伝えします。

一昔前のように、ブログがすぐに

集客に直結するわけでもない。

でも、発信したいことがあるから書く、

文章で表現したいから書く。

そういう自然な気持ちの発露で

書いている人って、

いつしかじわじわと望んだ成果を

出されるのが特徴です。

その理由は何だろうと考えると、

「気負わないから続けられ、

続けるうちに自然とファンが

ついてくる流れができるから」

なんじゃないかな、と思います。

今までまとまった文章を

書いたことはないけど、

書き始めたら書きたいことが

たくさん出てきた、という人にも

多く出会ってきました。

「書けるとわかって嬉しかった」

「楽しみにしてくれている人が

いると知ってがんばろうと思った」

これも皆さんがおっしゃることです。

ライティングを本気でやってみたい

というクリエイターの方の、

オフィシャルな文章の添削もしていますが、

皆さんの書いた文章を読んでいると

本当に「文は人なり」だなと思うし、

専門分野のある方って

書きたいテーマが次々に出てきて、

それがとても面白いことにいつも感心します。

文章に苦手意識のある方も

自分のテーマのことなら意外と書けるもの。

誰に向けて書いているのかを意識して、

「文は人なり」の個性はそのままに、

文章のヴォイスを聞き取り、

リズムを整えると、

とても読みやすい文章になります。

半年ほどやりとりを続けると、

皆さん、ペースやコツをつかんで

どんどん書けるようになっていきます。

2020年、コロナ禍真っ只中の頃に

初めてウェブサイトを作って

ほぼ同時にブログを始めた

フレンチレストラン経営のお客様がいます。

「私の書いた文章なんて誰が読むの?

と思うけど、とにかくやってみます!」

ということでスタート。

料理の紹介やお店の成り立ち、

フランス修業時代のこと、

お客様とのエピソード、

シェフであるご主人やスタッフの話を

ユーモアあふれる筆致で綴るブログ

智恵美マダムのサンルスーな毎日 は

月に約3本のゆっくりペースですが、

着実に多くの固定読者がついていきました。

ブログを始めてわりとすぐに

お店でお客様から

話しかけられることが多くなり、

ブログで紹介した料理はしばらく

注文が集中する、と教えてくれました。

新しく訪れるお客様が増えたのも

嬉しい驚きだったようです。

スタートから3年余り。

先日、公開したブログ記事数を見たら、

97本になっていました。

「あと3本で100本到達ですよ!」

とお知らせすると、

ご本人、全く意識していなかったよう。

気負わず続けてきた成果が

当たり前の日常になっているんですね。

ちなみに…

この方の原稿提出は驚きの方法で、

手書き原稿の写真のLINE送付。

でも大丈夫、今は賢い手段があって

AIやデジタルツールも味方してくれます。

プロとして発信する内容が

読者のニーズにフィットして

喜んでもらえる形を作れれば、

ブログは今でも、

強力なブランドツールになり得ます。

以前、メルマガはオワコンじゃないよ、

という話を書きましたが、

きちんと作れば、

ブログも全然オワコンじゃないですよ。

どうぞよい週末をお過ごしください!

PS

こちらのフレンチのマダムほか、

ご自分なりの発信の方法を

見つけて実践したお客様の

エピソードを収録した

インタビュー集を差し上げています。

ぜひこちらからご請求ください♪

bottom of page