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クリエイターとは別のプロ

(2024年2月23日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。


Photo/Maksym Kaharlytskyi

年始に、今年はクリエイターズサポートの仕事に今まで以上に力を入れる、もっと多くの人たちにより幅広いサービスを提供できるようになる!と決めました。

 

その一環として、新しい企画をいくつかスタートし、昨年は年8回開催だったワークショップを年12回(月に1回)に増やす予定です。春から初夏に向けて、だんだんとギアを上げていけるといいなと思っているのですが、さてどうなりますか。

 

たとえこんなに小さなビジネスでも、ほんの少しでも事業を拡大する際、やはり問題になってくるのは、時間と人の問題。これまでこのサポート事業については、ほぼ私一人で回してきましたが、昨年来、プランニングや制作の時間が思うように取れず、お客様を待たせてしまったことも多々あって反省しています。

 

もっと制作業務に集中できるよう、事務や受付、バックヤード業務を任せられるスタッフがいたらいいなと、実はずっと考えていました。本気で探していなかったのでしばらく時間がかかってしまったのですが、先週ついに、とても良い出会いに恵まれました。

 

3月からクリエイターズPRサポートの事務局を引き受けてくれることになったのは、若くて賢くてとても感じのいい、事務のエキスパート。とある優良企業の社員の方ですが、勤務先が副業OKだそうで、その人の同僚に秘書業務を頼んでいる人とつながったことから紹介してもらえることになり、本人も「ぜひやってみたい」と手を上げてくれました。

 

一度紹介者を交えて、本人と面接をしたのですが、とにかく話が早くて頭がいい。私が苦手だと思いつつ頑張ってやっていたことが、彼女にとってはことごとく得意で、なんのストレスもなくできるとわかり、早くいろんなことを任せたい!と思いました。

 

会社の勤務時間外の早朝と夕方以降を仕事にあててくれるそうで、土日祝日は休み。隙間時間を上手に使って効率よく働いてくれそうです。そういうところも、いつもバタバタとメリハリなく働いているワーカホリック気味な自分とは違うなぁと感心。

 

彼女に「好きなことは何?どんなことが得意?やる気になるのはどんな時?」と聞いてみたら、「働くのが好き。事務作業は得意で、きちんと終わりがあって答えが明確から好きだし、自分に向いている仕事だと思う。モチベーションとしては、ちゃんと稼いで、趣味に使えるお金を増やしたい」と、ものすごく堅実で建設的で頼もしい答えが返ってきて、これにも感動しました。

 

世の中にフレキシブルな働き方が広がってきたことの恩恵を、これから意外な形で私も受けることができそうです。

 

クリエイティブから事務方、営業まで全部の仕事を自分一人でやっていて(あるいはやらなければ気が済まなくて)、時間が足りず困っている、というクリエイターによく出会います。私自身も基本的にそうやってきたので、その気持ちがよくわかります。

 

どうやって手放せる仕事を増やしてアウトソーシングを進め、自分の得意な仕事に集中できるようになっていけるのか? これから経験する自分のケースを、いつかそんな皆さんにも共有できるようにしておきたいと思っています。

 

クリエイターとはまた違う、バックヤードのプロフェッショナル。これまで知らなかった種類の仕事人間に出会えたことは、最近の大きな収穫の一つでした。

 

少し春めいたと思ったら、ここ数日は寒い日が続いています。

体調に気をつけて、どうぞ良い週末をお過ごしください!

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