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外注化は難しい?

(2024年5月24日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。

 

Photo/Indonesia Bertauhid

このニュースレターを読んでくださっている方は、好きなことを仕事にしていて、がんばり屋で、いつもとても忙しいと思います。

 

そのうえ、実はあまり得意ではないことも含め何でも自分でやっていて、好きで得意なことに集中する時間が取れなくて悩んでいる、なんてことはないでしょうか? 

 

こういう時よく「外注化を検討しよう」とかって言われますが、それがすぐにできるなら悩まないよ!という声も聞こえてきます。すごくわかります。私もずっとそうだったので。

 

何を外注すればいいのかわからない。外注先が思い当たらない。もし頼める人が見つかっても、いざ頼むとなると準備が必要で、かえって面倒臭い。自分でやったほうが早いと思ってしまう。何度か人に頼んでみたけれど、クオリティや相性がイマイチだった。これもすべて経験しています。

 

若干ワーカホリックの気がある私は、多少労働時間が長くても別に平気です。多少我慢して自分がやれば済む話だと、何でも抱えてしまうことが多く、気がつくと休暇も取らずにずっと仕事をしていることもあります。

 

でもここ数年、自分のこの傾向はもう仕方ないとしても、せめて好きで得意なことだけに時間を使うようにしていこうと思うようになりました。

 

そのためにはちょっと意識を変えて、自分でやらないことを決め、本気で外注先を探す必要がある。

 

とは言っても、あちこちに聞いて回ったわけではありません。何を外に出すか決めて、ことあるごとに「こういうことできる人、いない? 探してるんだよね」と言うようにしただけです。

 

その結果まず、苦手な庭の手入れをしてくれる人が見つかりました。月に一度、庭木の剪定と雑草抜き、肥料や薬剤の散布をしに通ってきてくれます。この件、一時は本当にストレスだったのですが、荒れ果てた庭が本当にスッキリして、バラの剪定を自分でする余裕が戻ってきました。

 

次に、整理収納のプロの方に、家の収納を一部見てもらうことができました。これはある親切なクライアントの方が、私の話(愚痴?)を聞いて「よかったら見に行きますよ」と言ってくださったのがきっかけです。

 

レクチャーを受け、アドバイスをいただき、棚板を増やしたり、収納場所を大幅に入れ替えたり。もちろん物の処分も一緒にやってもらいました。なぜかテーブルからすごく遠くにしまっていた和食器の収納場所を変えただけで、食生活まで変わりました。

 

それから長年の課題だった、事務方面をアシストしてくれる優秀なスタッフが見つかりました。一度ここにも書いたことがありますが、人づてに知り合った、事務作業が好きで得意という有能な若い女性が担当してくれるようになってから、本当に助かっています。

 

仕事のことでいうと、IT方面、データ分析などのアドバイス役の人も、わからないことを聞ける人がいたら助かるのにな、と考えていたら、ちゃんと巡り合えているんですね。

 

そして先日、日常の掃除がままならならず、雑然とした部屋の状態をどうにかしたい、と考えていたら、近所に住むクリエイターの友人が、ものすごくきれい好きのママ友を紹介してくれました。早速会ったところ、定期的に通って日常のお掃除の仕組み化を助けてくれることに。こんな救世主まで現れたことには、さすがに驚きました。

 

自分のダメさ加減を告白しているようでお恥ずかしいですが、以上は全部、ここ半年で起こったことです。

 

それ以前との違いは、本当に「何を切り離すか決めて、アンテナを立てて、人に言った」だけなんですよね。あることに関して解決しようという意志を持つと、出会いは意外と向こうからやってくるような感じです。

 

クライアントの方からも最近よく「時間が足りない…」という悩みを聞きます。誰かに助けてもらうために今からできること。少しでもヒントになるといいなと思って、書いてみました。

 

どうぞよい週末をお過ごしください!

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