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上質なショーケース

(2024年9月6日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。


Photo/Alisha Hieb

私は制作畑の現場出身なので、今でも自分で手を動かして何かを作る仕事が一番好きです。また、自分が持っているスキルの中で、おそらく最も広く役立てていただけるものではないかと思っています。

 

クリエイターズサポートの仕事を始めてから、お仕事の相談やアドバイスも日常業務になりましたが、クライアントの著書やウェブサイト、パンフレットやブランドブックなど、ありがたいことに、常にいくつかの制作業務を同時進行させていただいています。

 

現在は広島の陶芸家の方のオンラインショップ付きウェブサイトが完成し、東京の建築家の方のウェブサイトの仕上げに入るところ。どちらもシンプルだけど、とてもその人らしいものになりそうです。ちょっとお待たせしてしまったので、スパートをかけています。

 

制作業務に対する私の今のイメージは、依頼してくださった人の魅力を最大限引き立て、丈夫で長く使える、上質なショーケースを作っている感じ。せっかく作るなら自己満足ではなくて、オーディエンスが反応してくれるものにしたい。そして、ツールであるからには使いやすくなくては、とも思っています。

 

その人のクリエイティブな世界観に没入しながら、どういう言葉で、どういうビジュアルで表現すれば、その人にとっての理想のお客様にアピールするのかを考える段階が心底好きですが、制作中は無駄なところや足りないところ、客観視が必要な部分を見極めるのも、当たり前ながら編集者の大切な役割なので、そこもちょっと気をつけていたりします。

 

「ホームページを作りたい」「自己流で作ったものをリニューアルしたい」というご相談は依然多いです。でも詳しく聞いていくうちに、先にやった方がいいのはオフラインでは?という話になり、作るのが必ずしもウェブサイトではなくなる場合もあります。

 

逆に、最初は別のご相談内容だったのに、話しているうちにウェブサイトをなんとかしたほうがいいね、という結論になることもあります。

 

オンラインでもオフラインでも、自分のメディアは、出来上がったらそこからスタートです。だから必ず日々更新していくページを作って、アップデートしていってくださいね、と納品の際にお伝えします。

 

使いこなして役に立たなければ、仕事のツールとはいえないですもんね。

 

しばらく経って「これを見てから来てくれる人は、もう私のことを少し知って好感を持ってくれているので、とても気持ちが楽だし、嬉しい」と言われることがよくあります。そういう効果を感じてもらえると、本当によかったなぁと思うのです。

 

と言いつつ、自分のウェブサイトはここのところ放置気味です。たまっている制作事例くらいは近日アップデートすることを、ここに誓います…。

 

どうぞよい週末をお過ごしください!

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