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思わぬ障壁はチャンスの前触れ?

更新日:5月24日

(2025年5月16日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。


Photo/Ulrike Langner
Photo/Ulrike Langner

 

「よし、これをやろう!」と決意した瞬間に限って、なぜか予想外の出来事が起こる…そんな経験、ありませんか?

 

先日、あるクライアントさんが興味深いことを言っていました。「いいアイディアを思いついて実行しようとする直前に限って、なぜかアクシデントが起きるんですよね。でもそれをなんとか乗り越えると、必ず良い結果に落ち着くんです」と。

 

なるほど…そういえばこのパターン、私も大いに心当たりがあります。

 

クリエイターズPRサポートを本格的に事業化しようというタイミングで、実家の両親が同時に倒れ、介護や住環境を変えるなどの援助が必要となり、仕事どころではなくなったことがありました。

 

さまざまな準備が半年ほど延期になり、その時は「なんでこのタイミングで…」と思いましたが、今思えばあれは試されていたんだなぁと。おかげさまで今は両親も元気になり、事業も無事軌道に乗っています。

 

また、あるワークショップのアイディアを思いついてすぐに実行したかったのですが、直後に自分が入院することになり、2ヶ月遅れのスタートに。結果的には初開催が新年という絶妙なタイミングになり、理想的な人数が集まったということがありました。

 

出版・広告などメディア関連の編集者の仕事では、大きな案件が突然キャンセルになった後、必ずもっと良い仕事に恵まれる、という不思議な経験も何度かあります。

 

皆さんはどうですか? 「これはいい!」と思ったことを実行しようとして、突然のアクシデントに出会った経験はありませんか? 

 

クライアントさんたちの話を聞いていても、このパターンは多いです。新しいサービスを始めようとした矢先に家族が病気になったり、事業拡大を決めた直後にスタッフが辞めたり、新商品発売のタイミングでクレーム処理に追われたり…。

 

こりゃ、実行できなくても仕方ないかな…と思ってしまうほど大きなトラブルで、しかも本人には全く落ち度がないのが曲者。でも、こうした予期せぬハードルを何とか越えて前に進んだ人ほど、その後、大きな飛躍を遂げているように思います。

 

ふと考えるのですが、大切なことを始めようとする時、私たちの中の「変化を恐れる部分」が最後の抵抗をしているのかもしれません。あるいは、本当に価値のあることには試練が伴うという、人生の面白い法則なのかも。

 

いずれにしても、「これだ!」と思った瞬間に限って立ちはだかる壁は、実はそれが実行する価値の高い、良いアイディアである証拠かもしれないです。だから、次に何か始めようとして思わぬブレーキがかかったら、「あ、これは大事なことであるサインだな」と思って、くじけず淡々と実行してみるのはどうでしょう。

 

それは、ブレイクスルーが起きる前触れかもしれないのですから。

 

GWも終わり、初夏が近づいてきましたね。

どうぞよい週末をお過ごしください!

Kommentit


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