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ミラクルシート、4つのルール

更新日:6月20日

(2025年6月13日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。


長期間の伴走が始まる前、クライアントの方に最初に書いていただく「スタートにあたって」というシートがあります。

 

Photo/Neven Krcmarek
Photo/Neven Krcmarek

 

内容はごくシンプルで、3年後、2年後、1年後、半年後、3ヶ月後、1ヶ月後、どんな状態になっていたいか?を詳しく書いていただくのですが、ここに書いたことは、かなりの確率で現実になります。

 

そうお伝えすると、嬉しそうにうなずく方と、ちょっと不思議そうな表情を浮かべる方がいらっしゃいます。

 

そりゃそうだ、そんなに話が簡単ならいくらでも書くよ、と思うのも当然です。でも、これまでご一緒した皆さんもご自身で書いたものを1年後に見て、納得してくれます。少なくとも「ここに書かなかったことは実現しない」ということは、経験上はっきりと言えます。

 

書き方のコツが4つあります。

 

1つめは、遠い未来から書き始めること。10年後でも5年後でもいいのですが、一番遠いところから逆算して記述していった方が、いい意味で楽観的にステップを描けます。近い未来から書き始めると、無意識に制限がかかってしまうんですね。理想の状態から逆算して考えていくと、自然とそこに向かうステップが見えてくるということもあると思います。

 

2つめは、実現可能で、でも少し背伸びしたくらいの絶妙なストレッチをかけた内容にすること。簡単すぎても無謀すぎても、効果が薄れてしまいます。

 

3つめは、具体的なシーンを思い浮かべて描写すること。「成功している」ではなく、「どこで、誰と、何をしている自分なのか」まで細かく書くといいです。

 

4つめは、その時にどんな気持ちになっているかも一緒に書くこと。達成感、充実感、高揚感、安心感…感情も含めて表現すると、よりリアルに感じられます。

 

自分の真の望みは何なのかわからない、という感じで、初めはちゃんと書けない人もいます。でも少し質問するとすぐにコツをつかんで、次に持ってきてくれた時は文字がぎっしり。

 

思いついたことは書き足してくださいね、ともお伝えします。このシートを手帳に挟んで持ち歩いている人も、壁に貼っている人もいます。3ヶ月後として書いたことがすでに現実になったことに驚き、「ミラクルシート」と呼んでくれた人もいました。

 

これ、どうして叶うのかな?と考えてみたのですが、おそらく、すごくコミットできる目標に向かっていく意識と無意識が働いているから、スイッチが入って、選択するものが自然とそれに合ったものになっていくんからなんだと思うんですね。

 

それから、行動のスピードが上がっていくこと、迷わなくなることもあると思います。進むべき方向がはっきりしているから、「これはやる」「これはやらない」の判断が早くなるのでしょう。

 

私は、「スタートにあたって」を一緒に見ながら、楽しい未来の展望を話すのが、とても好きです。話すと魔法にかかったみたいに「できる」と思える、ともよく言われます。本当にそう思うからそう言っているのですが、それが役に立てているなら、本当に嬉しいです。

 

シンプルなルールに沿って書くだけなので、皆さんも、ぜひ試してみてください。きっと半年後、今年の終わりには、想像以上の場所にいらっしゃると思いますよ。

 

どうぞよい週末をお過ごしください!

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