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やっぱり紙が好き?

更新日:9月5日

(2025年8月29日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)


こんばんは。エディターの田村です。

 

最近、面白い現象が起こっています。クライアントから制作を依頼されるメディアの、オンライン系(ウェブ)とオフライン系(紙の印刷物)の比率が久しぶりに同じくらいになってきたのです。ここ10年ほど、圧倒的にオンラインが多かったのに。

 

Photo/Andisheh A
Photo/Andisheh A

先日もこんな声が。「先日作っていただいた作品集、お客様との打ち合わせで見せると、手に取ってじっくり見てくださるんです。画面で見せるのとは全然反応が違って、驚いています」

 

彼女はずっと、デジタルの資料だけでプレゼンをしていました。でも紙のツールを持つようになってから、明らかにお客様の反応が変わったのだそうです。「これ、いただけますか?」と聞かれることも増えて、その後の反応率も格段に上がったとのこと。

 

デジタルが当たり前になった今だからこそ、紙の質感や、手に取って読める安心感が、再び新鮮に感じられるからでしょうか。

 

見渡せば、オンライン会議の資料をわざわざプリントアウトしてメモを書き込む人、カフェで紙の手帳に予定を書き込む人、あえて紙の本を買う人、持ち歩く人はまだまだいっぱいいます。

 

瞬時に世界中にリーチできるSNSも、印象的な動画コンテンツも、どんどん進化するデジタルツールも素晴らしい。でも、ふと立ち止まって考えてみると、私たちは無意識に「触れるもの」「残るもの」を求めているのかもしれません。

 

特にクリエイターの方が、ご自身の世界観や価値観を伝えるとき。デジタルだけでは表現しきれない何かがあるような気がしています。紙だからこそ伝わる温度感、手に取った時のリアルな手触りと重み、ページをめくる作業と連動した余韻...。

 

何より、紙を綴じた冊子、ブックという形態は、佇まいそのものが魅力的ですよね。 

 

私自身も、やはり紙媒体が大好きです。だからこそ出版業界で何十年も働いていたわけで、雑誌や書籍の、四角い白いページというフォーマットをどう使い、どう構成すれば手に取ってもらえるのか、美しく印象的に読みやすくなるのか、内容が読み手の心に響くのか、そんなことを、ずっと考え続けてきたんですね。

 

少し前から、紙媒体の再評価があるんじゃないかと言われてきましたが、そろそろかな? もしかしたら近い将来、「自分の魅力を凝縮した紙のツールを持っています」と言える人が、一歩リードできる時代が来るかもしれません。

 

そんなことを考えていたら、久しぶりに、皆さんと一緒に「本当に伝わる冊子」を作ってみたくなりました。10月か11月の予定で、コンパクトな企画を考え中です。気長に待っていてください。

 

皆さんは、最近「やっぱり紙っていいな」と思ったことはありますか?

 

どうぞよい週末をお過ごしください!

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