作品コンセプトを一冊に
- Atsuko Tamura
- 9月19日
- 読了時間: 2分
(2025年9月19日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)
こんばんは。エディターの田村です。
今週は久しぶりに、クライアントの方のご紹介をします。

昨年夏に、ヒアリングセッションにいらっしゃった美術家の牛久直美さん。ご活動内容を伺い、どんな発信方法が向いているのかお話しするうちに、SNSよりも、ご自身の作品コンセプトを一冊にまとめたものを使うといいのでは、ということになりました。
ご自身でもパンフレットを作った経験はお持ちで、それもとても素敵なものでしたが、もう少しストーリーや解説を入れて構成した「ブランドコンセプトブック」もいいかもしれないですね、と伝えたら、まさにそれが欲しかったんだと思う、とのお答え。9月に個展をすることが決まっていたので、今年の春からじっくり準備し、時間をかけて作ってきました。
牛久さんの肩書きは「光の美術家」。感じ取れるけれど、目には見えないエネルギーの流れをテーマに、地球に降り注ぐ無数の光の粒や、揺らぎながらも光の方へと向かっていく人間の感情、魂が巡り巡って響き合う様子などを、抽象画で探究し続けています。
インテリアに置いてみた写真がもっとあるといいかなと思い、コンセプトブックの制作にあたり、新たに撮影をしました。深遠なテーマと明るく強い色彩のパワーが、見る人の日常を明るく照らしてくれるように感じ、あえてスタジオではなく、本物の家でロケをしました。協力を快諾してくださったインテリアデザイナーの松永真由美さんのご自宅をお借りした10カットと、拙宅で撮影した4カットも、コンセプトブックに収録されています(上と下の写真はその一部です)。
音楽からの着想で絵を描くことも多いという牛久さん。親交のあるシンガーソングライターの方の寄稿や、絵を購入された方の声のページもあります。ベースはあくまで作品集ですが、シンプルな構成で作品コンセプトを伝えるコンパクトな一冊が完成しました。
こういうブックがあると、営業にも使えるし、作品を買いたいというお問い合わせにも答えやすくなります。牛久さんの作風に合った営業先についてもいろいろとアイディアが出てきており、この真新しいツールを使った今後の展開もとても楽しみです。
牛久さんのコンセプトブックに興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。
埼玉県草加市「シェアアトリエつなぐば」のギャラリースペースで行われている個展は、9月27日(土)まで開催中だそうです。
どうぞよい週末をお過ごしください!

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