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15周年、ありがとうございます

こんばんは。エディターの田村です。

 

明日10月25日は、私の会社の設立記念日。早いもので、今年で15周年になります。


会社員を卒業して、最初の1年間フリーランスで活動した後、法人にした方が仕事がやりやすいかな、くらいの気持ちで作った、社員一人の小さな会社でした。

 

設立当時、元同僚に会社のホームページを作ってもらい、グラフィックデザイナーの友人には名刺と、あとなぜか社名ロゴ入りの書類用と手紙用の封筒が欲しくて作ってもらい、ほくほくしていたことを思い出します。


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上の写真は、確かその少し前、仕事でフィレンツェに行ったときに泊まったホテルの外観です。噴水池のアクアブルーと建物の壁のイエローの対比が印象的で、思わずスナップを撮ったのですが、会社の2つのブランドロゴ、水瓶アイコンのブルーと鉛筆アイコンのイエローは、この2色に影響されたのかもしれません。

 

以来さまざまな出会いに恵まれて、今日までなんとか続けてくることができましたが、もちろんずっと順風満帆だったわけではなく、大失敗をしたり、ちょっと怖い思いをしたり、理不尽な目に遭ったりしたこともあります。

 

でも思い起こすと、やりがいのある楽しい仕事の記憶の方がずっと多いし、大きな時代の変化の中で、その時にやるべきことがいつもちゃんと見つかってきたことを考えると、やはり自分は恵まれているなと思う次第です。これまで出会ってきた全ての方々に、改めて御礼を申し上げたい気持ちです。

 

15年の間には、東日本大震災も、コロナ禍もありました。

 

もともと決まっていた英国湖水地方の取材に、震災直後の2011年4月上旬に行った際は、仕事の内容より、現地の方々から激励を受けて感動したことが記憶に残っています。→「Beautiful Lakeland Revisited

 

1年以上かけて準備していた百貨店とのコラボレーション企画の発表日が、忘れもしない2020年4月16日で、緊急事態宣言が長引き、イベントも制作物も全てお蔵入りになったこともありました。

 

2018年から事業化し、2022年頃から私のメイン業務となっているクリエイターの方々のサポート業は、編集者を続ける中でニーズに気づき、仕事仲間やクライアントからの「作ってほしい」「教えてほしい」というリクエストに応え続けて出来上がってきた事業です。実は私がずっとやりたいと思っていたかもしれない仕事だったなと今、感じています。

 

会社員時代、大ヒット雑誌を創刊したある編集長が社内表彰のスピーチで「みんなが思っているほど順風満帆ではないですよ。5勝4敗くらいでなんとか勝ち越してる感じかな」とコメントしていたのを不思議と覚えています。

 

私は別に表彰も何もされてはいないけれど、15年間なんとか会社を続けてこられた感慨は「5勝4敗、その感じわかる!」です。

 

さて、今後は? そうですね、会社員を20年やったので、自分の会社も20年は続けることがささやかな目標です。リクエストをいただける限り頑張ってまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

どうぞよい週末をお過ごしください!

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